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Showing posts from July, 2025

「藁にでも縋る気持ちがなければ宗教なんぞに手を出さないだろう。」 私は少し、考える。考えた後に、答える。 「幸せそうで何よりです。」 前回「宗教にでも縋りたい」という記事で三大宗教についてなんとなくの所感を書かせていただいた記憶があります。記録もあります。その記事の中で一点訂正したいところがあります。でもその前に少しだけ簡単にお勉強したことの中で面白いなと感じた部分を少しだけ紹介します。 仏教はとてつもなく変化の激しい宗教であるということがわかりました。インドで発生した初期仏教と日本仏教では、ユダヤ教とイスラム教くらいの違いがあるように思えます。そこまでは大きくないか。否、過言とも言い切れない。 そもそも仏教は無神教として誕生しました。当時の主流の宗教であったバラモン教に対するアンチテーゼのような形で発生したようです。基本的には神や仏と言った話ではなく、この世の真理を探求し、その探究に対する自身の精進について語るものであったそうです。その無神教が有神教へと変貌したのは、永い時間をかけて他宗教を吸収し、融合したからだとされています。面白いですよね、絶対的存在を否定した思想が、信者の手によって絶対的存在を肯定する思想に変貌しているのですから。「何もない」は人間にとって不安でしかなかったのかもしれません。みんな、何かが有って欲しいのかもしれません。欲張りですね。絶対的であることは、なんとも虚しいことであるにもかかわらず、それに安心を覚えるのです。宗教は心の支えになることが多いです。現代だと特に、個々人の安心感を得るために科学と折り合いをつけながら解釈と理解を繰り返して信じている人が多いと思います。昔はその思想そのものが事実であり、真実でありましたから、疑うとかそういう話ではなく、今の私たちにとっての科学のようなものだったと思いますが、現代はそうもいきません。私個人としては科学も宗教のようなものだって昔からずっと主張はしていますが。 さてさて、前回の記事で私が訂正したい点として、宗教と政治権力の関わりかたの部分です。 キリスト教は政治的側面がとても強いという記述を残した記憶があります。イスラム教もイスラム教国家があるからこそここまで存在感を示していると書いた気もします。それぞれ事実であり、まだ私はその記述をひっくり返そうとは思いません。私がひっくり返したいのは、仏教について...

自己研鑽期間という名の夏休み

どうもこんにちは、修行僧どす。 京都で修行僧をしとるもんどす。  7月末から8月末まで夏季自己研鑽期間です。一旦の仮釈放です。仮釈放とはいっても、いくら品行方正でも期間が終われば強制収監ですが。  なんともなんとも、1日1日が長かったですね。  やってられないです。  正直、いつ辞めてもいいなら辞めています。辞めたら不都合があるから辞めてないだけです。まあ、その不都合の方が修行よりもめんどくさいということですね。ということは、耐えられなくはないということです。まあ、定型発達者の戯言なので、流していてください。  さてさて、修行はそれじゃあ何をしてるのかと聞かれると、正直自分でも良くわかっていません。簡単なスケジュールだけでも紹介しますね。  そもそも、私が修行を行っている道場は三学期制です。学院と名を打っているので、そこそこ教育機関の真似事をしています。三学期のうち、一学期が終わり、今夏季自己研鑽期間に入りました。一学期は何をしたかというと、総括していうと、修行のイントロダクションです。というのも、私の宗派の僧侶になるために必要な修行は四度加行と言って、100日前後行えば済むものです。まあそれが100日以上あると言われたら誰もしないでしょうし。とりあえずその100日が終われば灌頂があって、見事目標達成です。それが二学期に行われます。ということは修行の本番は二学期ということになります。歩歩是道場と言われて仕舞えば、修行に終わりなどないのですが、皆さんがとりあえず思い描く修行のような修行はこれです。それでは、何も知らない私のような愚者が愚直に頭から突っ込んで四度加行を無魔成満することができるかと言われると難しいと思われます。(四度加行をしたことがないので、何も言えないところもありますけど)少なくとも四度加行を終えたとしても、通常の僧侶の業務がこなせないと思われます。だからこそ、一学期がある。一学期で最低限の知識と経験を入れておいて、その上で四度加行を行えばとりあえず生き延びれるだろうという甘い考えです。甘いですが、食べれないほど甘くはありません。少し口に入れようと思えるくらいには甘いです。だから私は間違って口に運んでしまいました。甘いですね。甘いです。食べれはしますが、すぐに吐き出したくなるくらいに甘いです。我慢して飲み込めば、あとは後味を他の味で埋め尽くして仕舞えばい...