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Showing posts from August, 2024

人の言葉は思いの外刺さる

人間は悪意を持って人間と接する事ができる。しかし、人間は思いの外脆い生き物でもある。否、思いの外であるのは私たちがそう思い込んでいるだけであるが、しかし、私たちが思い込んでいるほど人間は頑丈ではない。 少しの言葉で傷つき、そのままその傷が癒えても跡が残る。時間の可逆性についての議論はさておき、主観的過去の事実は変えられない。その意味づけが変わったとしても、傷がついたということは否定できない。むしろ、その痛みを否定する方が不健康であるとも言える。 鬱患者のケースや慢性的な抑うつ気分に悩まされている人のケースの中には、現在精神が十分に健康な人間が見れば何もそんなことで落ち込む必要はないのにと言ってしまいそうな事象がきっかけで抑うつ気分が現れた人もいる。その人は他の人に比べて「心が弱い」のだろうか。人によりその感受性の敏感さには個人差があるが、私は個人的にその敏感さには環境要因が大きく関わっていると考える。生まれ持った特性などが全くないと否定するわけではない。しかし、その人間がどう育つかの発芽点でどのような言葉を浴びせられたか、と言う要因はその人間の価値観を大きく決定づける要因である事が多いだろう。そして、人間は価値観に沿って自身の形成をしていく。 私は個人的な経験の中に、一度ペンを床に誤って落としてしまって、そのペンを拾う際にそこから開きながら数時間動けなかった事がある。鬱ではない。しかしその時の自身が健康であったかと言われれば、不健康であったと言える。ペンを床に落とすことなんて誰にでもある。そして現在の自分が今ペンを床に落としても数時間泣き続けることはないだろう。しかし、その時の自分は今の自分ではない。ではなぜそのペンを落とした事が抑うつにつながったのか。私はその頃ずっと苦しい思いをしていた。将来の進路、自身の自由、自身の能力の限界、社会責任や文化に対する憤り、など。全てひっくるめて頭の中にずっと溜め続けていた。その時私は何かをするわけでもなく自身がしないといけないことをし続けて気を紛らわしていた。さて、そんな私が貯めた毒は私を着実に蝕み、私の中を苦しみで埋め尽くしていた。そしてその日、ペンを落とした。落ちていったペンは私の中ではもう拾えないように感じてしまっていた。その事象が私の中でのトリガーとなったのだ。コツコツと積み立ててきた抑うつ気分が私の中で封を切って...

進路相談です

 私の興味範囲とお勉強について こんにちは。今回はみなさんに私の興味範囲と今後のお勉強の方向性についてお話しして、一方的に話し続けることでこちらの脳を整理し、進路相談に無理やり付き合わそうと思います。 現在私は大学を卒業して、仏教僧になるための修行を来年に控えている状態です。今年、大学院に行く予定が頓挫してしまったので、とりあえずは実家の手伝いでもして、来る留学のその日のために準備をしようという段階です。そのためにドイツ語検定を受けたり、英語の証明をとったり、なんならイタリア語の検定も受けようとしています。少しでも大学院に有利なのであれば少しでもできることはしていこうという所存です。そしてそして、来年仏教僧になるための修行が一年間待っています。楽しみかと言われると全く楽しみではありません。修行ですからね。苦行が苦しくなければこの世の中の何が苦しいのだと言う話になります。私は苦しみは得意ではないので、とても嬉しくないです。しかしやらないといけないことはやらないといけません。問題はその後です。華々しく修行を完了した暁には私は大学院に入学するための書類審査などを行わなければなりません。そこでいくつか選択肢が出てきます。 私は学士学位は心理学で取りました。であるため、順当にいけば修士は心理学を、となりますが、今私はとても悩んでいます。そもそもなぜ心理学を選んだのか。私は大学に入る前、人間が苦手でした。今も得意かと言われると疑問符が浮かびますが、ともかく、大学入学以前は苦手だと断言できました。なぜか。分からなかったからです。そこで私は倫理・哲学に出会いました。そこでは色々な人間が色々な意見を出し合い、真剣にこの世の実存について語り合い、この世の現象について語り合い、人間について語り合っていました。その素晴らしいアイデアに感化されてしまった思春期の私は、哲学の道を志しました。いやいや心理学に行っているじゃないかと、そうなんですが、少々お待ちを。その幼い私は哲学を志し、文献を読み漁っていましたが、私は頭が悪く、記憶力も悪く、回転も遅いため、さて、その理解には困難を極めました。言いたいことはわかる気がするが、いざその議論を広げるとなると何を語れば良いのかさっぱりだったのです。そのとき、(ここからですよ)私はそんな自分の頭に興味が湧きました。もう少し広く言えば、このよう...